経過観察のため受診

定期受診に行ってきた。

前回血液検査をしたので、経過観察と検査結果の確認だった。

体調に大きな変化はなく経過は良好なようだけれど、体重の減少が止まらないためそこが少し不安に感じる。だけど、血液検査の結果は良好で、栄養状態は合格点だった。入浴時に貧血を起こすため鉄分が少ないのかなぁとも思ってたけど、適正範囲に入っていた。

そうそう、血液検査の目的は栄養状態の確認のほかに、腫瘍の進行度合いを見る指標があって、これも適正値内だった。まぁ今のところ新たな腫瘍が発生しているようすは無いとの結果だったため、とりあえず一安心。

 

でもねぇ、時々胃のあたりが痛むんだよねぇ。チクって。

縫合した場所はステープラーのようなもので留めているらしくて、その金属はこのまま入れたままになるとのこと。

 

まぁ心配しても仕方ないか。

胃カメラはチャンス

前回の更新の時に、”アクセス解析”なるものがあって、「何だろう?」とのぞいてみると、どのような経緯でこのブログにたどり着いたのかが分かるようになっていた。

驚いたのが以外にもこのブログに来訪者があって、そのほとんどが「陥凹性病変疑い」で検索された結果らしい。

確かに自分も人間ドッグの結果を見て検索したよなと思い出した。

結果的には陥凹性病変は問題なかったけれども、違う部分でガンが見つかった。これはバリウムによるX線では分からないものであったので、胃カメラ検査を受けなければ今ここでこうしている状況ではなかったかもしれない。

わたしが受診した病院では、胃カメラの予約がほぼ1か月後と混んでいたので、受診をためらっている方は早く予約した方がいいですよ。ある意味チャンスだと思って。

悩んでいても「疑い」は晴れないし、人間ドッグより詳しく調べてもらえるので、とっとと予約しましょう。受診を悩むことによっていい結果が生まれることって、ほとんどありませんよ。

体重の減少が続く

手術をしてから8か月以上もたつのに、まだ少しずつだけど体重の減少が続いている。

軽い運動もしているので、体がダルイとか体力が落ちたとかは感じないけど、どこまで痩せてしまうのかと不安になる。割合にして18%ぐらい。

もともとが標準値ではありながらも、痩せているとは言えない程度だったから、個人的にはヒョロヒョロって感じはしていないと思っているのだけど、久しぶりに会う人からは驚かれる確率100%。

 

そう、久しぶりに会う人には痩せたことを「ダイエット」と表現するのがよいのか、事実を話した方が良いのか悩んでた時期があったけど、明るく「こんなことがあってさ」と話すことにした。そして「胃カメラをやるチャンスがあったら、進んで受けた方が良いよ」と伝えるためにも事実を話した方がいいかなって。

 

まぁなるようにしかならないんだけど、不安が続くのって気分が落ち込み気味になる。

 

でも、ふさぎ込むのはやめよう。毎日できることは少しずつカタチにしていこう。

血圧低すぎ

気分転換に健康ランドなるものへ行ってみた。久しぶりの健康ランドは平日だったこともあり空いていて気分が良かった。

のほほんと湯船につかり、温まってきたので露天風呂へ行こうかと湯船から出たところで、ものすごい立ちくらみに見舞われた。慌てて近くにある手すりにつかまり頭を下げることで倒れずにすんだけど危ないところだった。はたからみたら怪しい人だったかも。

何となく貧血気味であることは認識していたので、家のお風呂ではヘリに腰かけてから湯船を出るようにしていたのだけれど、気分が浮かれていたせいか不用意に立ち上がってしまった。

ロッカールームで血圧計を発見したので計ってみたら、86ー62と見たこともないような数値。お風呂は血管が開くから気をつけねばと認識した。

手術を受ける前は130-80ぐらいだったから収縮期が50近くも下がったことになる。結構衝撃だったので血圧が低いことで気をつけねばならないことは無いかとグーグル先生に尋ねたら、血圧が低いことで引き起こされる病気は特にないとのことだったので、少しだけ安心した。

ある意味、痩せて血管の中がきれいになったからなのかなぁ。

退院後の外来1(ガンの広がりを確認)

 ある意味今日の外来が、今回の出来事のメインイベントであろうと思う。

 

 病院に到着すると最初に採血をした。術後の状態と栄養状態の確認らしい。結果がでるまでに1時間ほどかかるため、外来の待合室でしばらく待たされた。

 

 名前を呼ばれてDrの部屋に入室すると、明るい笑顔で迎えてくれた。その笑顔を見て結果は良好なのかと安心したものの、どうやらそれはDrのデフォルトだったようで、「それでは結果を見てみましょう」と言われ、改めて緊張が走る。そう、摘出した部位におけるガンの広がりの確認だからだ。

 

 「それではプリントアウトしますね」Drも結果を確認していないらしい。日々忙しいだろうし、事前に確認しないものなのかと思いつつ、内科のDrは事前確認してから呼んだような気がしたことを思い出した。

 プリンタから結果が印刷されてくる。Drの説明はこうだった。

 血液検査の結果

 ・白血球 基準範囲

 ・栄養状態 基準範囲

 ・炎症状態 基準範囲

 病理検査の結果

 ・深達度 粘膜内

 ・リンパ内 見つからず

 ・静脈内 見つからず

 ・リンパ節転移 すべてで見つからず

 

 一安心。

 安堵とともに湧いてきた言葉は「これでしばらくは生きていられる」だった。手術前は身辺整理までして、それなりの覚悟をしていたし、さっきまでもその覚悟は揺らいでいなかったなずだが、やっぱり生きていくことに執着していたんだなと思った。

 

 うまく言葉にはできないが、しばらくの猶予を得たことが嬉しい。この時間を何に使おうか。